紙とペンていいですよね。真っ白な紙にこれから何を書こうかって思うとワクワクしてきます。でも絵は描けないんですよね・・・だからよくわかんない落書きしたり、走り書きだったりそんなものしか書かないんですがそれでも楽しいなってなります。
そこで、今回は紙とペンを使ったストレス解消法2つ紹介します。ただダラダラ落書きしててもいいのですが、より効果的な紙とペンの使い方があるのです。
エクスプレッシブ・ライティング
1つ目はエクスプレッシブ・ライティング。ひたすら今抱いている感情を書き出す方法です。「こんなことを言われてムカついた」「こんなことが起きて悲しくなった」とかそんな感じです。
1日8分以上、できれば20分間書き出しましょう。最初は5分くらいから始めても大丈夫。
これはジェームス・ペネベーガー氏の研究をはじめ、数多くの研究でメンタルが強くなり、ストレスが大幅に消えるといった、不安やうつへの効果が高いと認められました。
結構ネガティブなことを書いてしまうかもしれませんが、それでいいのです。とにかく自分に素直になって書きましょう。そして人には見せないように気をつけましょう。
エクスプレッシブ・ライティングをやる上でのポイント
ポイントは2つ。
- 日付を書いて保管する
- 感情を客観的になるべく詳しく書く
- 未来に対する感情にフォーカスする
順番にみていきましょう
日付を書いて保管する
あとで見返すために、日付を書いて保管しましょう。見返すことで昔はこんなことで怒ったり悩んだりしていたのか、と振り返ることができます。過去の悩みを見返すと、意外と大したことないことが書かれているなと感じるかと思います。そう思えたということは、成長したという証。今感じている悩みもきっといつか解決できるだろうと気が楽になります。
感情をなるべく詳しく書く
感情をなるべく詳しく書いたほうがいいです。イライラとはどうイライラするのか?とか冷静に客観的に書いていきましょう。そうすることで、不安を感じている時自分はこうなるといったメタ認知能力があがります。
メタ認知能力があがることで、いま不安を感じているからこうしようといった、感情に支配されず冷静に判断できるようになります。
未来に対する感情にフォーカスする
エクスプレッシブ・ライティングは効果があるという意見の一方、逆効果だという人たちもいます。精神科医の樺沢先生そのひとり。
どういう時逆効果になるかというと、愚痴や後悔など過去の出来事に対するネガティブな感情を書いたとき。これはネガティブな思いをより強くしてしまうので絶対おすすめしません。
その代わり不安や悩みなどといった未来の感情にフォーカスして書きましょう。
ジャーナリング
今感じていることを書き出すエクスプレッシブ・ライティングに対し、こちらはテーマを決めてそれについて書いていく方法です。テーマの一例として
- 今感じていること
- 今意識していること
- 私にやる気を起こさせるもの
- インスピレーションを与えてくれたもの
- やってみたいこと
あたりでしょうか。これといってテーマに決まりはありません。
こちらもとにかく書くのですが、もし書くことがなくなったら「書くことがないな」と書いてしまっていいそうです。書くことがないと書いているうちになにか思い浮かぶかもしれません。そうしたら、思い浮かんだことを書けば良いのです。
より自分にフォーカスする自己査定のためのジャーナリングもあります。こちらは
- 難しい状況にポジティブに対応し、満足できたことを二分間考える
- 30秒ほど深呼吸してリラックス
- 以下のようなテーマで書き出す(1項目あたり2分)
- 私を愉快にしてくれるもの
- 私の長所
- 難しい状況にネガティブに対応し、結果に不満足だったことを思い出す
- 30秒ほど深呼吸してリラックス
- 以下のようなテーマで書き出す(1項目あたり2分)
- 私をいらだたせるもの
- 私の短所
と、自分の過去のポジティブな経験とネガティブな経験にフォーカスします。こうすることで、メタ認知能力があがります。
まとめ
エクスプレッシブ・ライティングに関しては、この方法を知る前から似たようなことをやっていました。辛い時に紙にバーっと書いてました。でもそのあと捨ててしまっていたので、今は日付を書き捨てずに保管しています。
今日紹介した方法は紙とペンだけあれば誰でもすぐに始められます。どちらの方法でもいいのでぜひやってみてください。
ちなみに私が愛用しているメモ帳とペンはこちらです!
