「PDCAを回せ」いまやビジネス用語で当たり前のように使われているこの言葉。そもそもPDCAって何?具体的に何をすればいいの?今回はPDCAを実施する際に気をつけたいことを紹介します。
PDCAサイクルとは
もとは生産技術などの品質管理での継続的に改善していく手法のこと。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
の 4段階のステップを繰り返して業務を継続的に改善していきます。
業務の計画を立てて実行。実行内容を評価して改善点を洗い出して計画を立て直してまた実行・・・これを繰り返すことでどんどん業務が改善されいく仕組みです。
ですが、PDCAサイクルを回す前に気をつけたいことがあります。
PDCAサイクルを回す前に目的を決める
PDCAサイクルを回す前に気をつけたいこと。それは目的を決めることです。なんだ当たり前じゃんと思うかもしれませんが、これが重要なのです。
なぜゴールを決めるのか
例えばマラソン。とても長い距離を走らなければなりません。どんなに速く走れたって、ゴールの方向に向かって走らなければなりません。PDCAサイクルもこれと似たようなもので、業務改善というゴール(目的)に向かってPDCAサイクルを回さなくてはなりません。PDCAサイクルはあくまで手段であって目的ではないのです。
ついついPDCAサイクルを回すことが目的になってしまい、なんとなくやった感、今なんのためにPDCAサイクルを回しているのかを見失いがちです。
目的を決めてPDCAを回す具体例
ここではダイエットを例にとってみます。まずは目的。なんでダイエットをするのか。健康促進のため。昔着ていた服が着れなくなったなどなど。まずは目的を決めましょう。
ダイエットをする目的;昔着ていた服をまた着れるようになる
次に目標を決めます。目的と似ていますが、目標よりも具体的に、数値的なものを立てられるとベターです。
目標の決め方についてはこちらの記事もあわせてどうぞ。
目標:2ヶ月で5kgやせる
これで準備完了。さてここからPDCAサイクルのP(Plan、計画)から実践していきます。まず計画、ダイエット方法を決めます。
計画:毎日5分ウォーキング、お菓子は3個まで食べてもOK
あとはこの計画に基づいてD(Do、行動)していきます・・・
実際に行ったらC(Check、評価)をします。行ってみたところ計画がゆるすぎました。このままでは痩せる気がしない。
評価:計画がゆるすぎてやせる気がしない
そしてA(Act、改善)です。
改善:計画内容をもう少しハードにする
こうして改善策をだしていき、それをもとにまた最初のP(Plan、計画)へ戻ります。
計画:毎日10分ウォーキング、お菓子は1個まで食べてもOK
こうやって繰り返すことで目標である2ヶ月で5kgやせるようがんばっていきます。
まとめ
PDCAサイクルを回す前に、まず目的を決めましょう。PDCAサイクルは手段であって目的ではないので、目的もなくただ回すようなことにならないよう気をつけましょう。
もう少し詳しく知りたい人にはこの本がおすすめ。
自分を劇的に成長させる!PDCAノート
A4ノートを使ってPDCAをうまく回す方法について書いてあります。ネットではいろいろな便利ツールがありますが、やはりノートに書くアナログな方法は簡単だし、サービス・アプリを見つけたけど操作がわからない、みたいなことが怒らないので安心ですね。
ノートに書く方法がいまいちだった人。そんなときこそPDCAサイクルをまわしましょう!